WEB-STORY制作術

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ホームページを“制作”するのではなく、“出版”するという発想。

あなたは“出版企画書”というものをご存じですか?

「何だそれ」と、見たこともない方がほとんどでしょう。

出版企画書の中には、タイトル、サブタイトル、キャッチコピー、著者名、著者プロフィール、著者実績、企画意図、企画の背景、読者ターゲット、類書、類書との差別化、この本を出版するために有利な条件…このような項目が並びます。(サンプル画像)
この内容によって編集者のお眼鏡に叶うかどうか、つまり、出版への扉が開かれるかどうかの分岐点となる、とても重要なものです。

これを書き進めるうちに、ふと気づいたことがあります。
出版企画書づくりは、ホームページのコンテンツを企画する作業と似ている。いや、もっと突っ込んで考えられる仕組みになっているかも」と。
この辺の詳しい話をする前に、あなたに思い出していただきたい“事件”があります。

今年初め、今後のホームページづくりにおいて、きわめて大きなターニングポイントがありました。

覚えていらっしゃいますか?
今や日本の検索エンジンの支配者となったGoogleが発表したあの宣言を。

それは、ユーザーへの付加価値が低いサイト、他サイトのコンテンツをコピーしたサイト、あまり役に立たないサイトといった、いわゆる質の低いサイトの検索順位を下げる一方で、オリジナルのコンテンツや、調査、掘り下げたリポート、徹底した分析などの情報がある質の高いサイトの順位は高くする、というものです。

このことはいよいよ、最強のSEO=最高のコンテンツという原理が現実のものになってきたことを意味します。

だいじなところなので、少し詳しく説明しますね。

SEO(検索エンジン最適化)は、特定キーワードの検索結果において、 自社のホームページを意図的に上位表示させ、アクセスを集める方法です。これまでは、SEO技術を持つ専門業者を使えば、競争の激しいキーワードでも上位表示することができました。

そもそも、検索エンジンというのはユーザーの役に立つホームページが上位表示されるのが本来の姿です。ところが、発展途上期はサイトを評価するアルゴリズムは研究され、専門業者等が上位を独占していました。

しかし、現在のSEO対策はいずれなくなると言われています。おそらく数年後には今のような意図的なSEOではなく、ユーザーに本当に役立つサイトが上位を独占している状態になるでしょう。検索エンジン本来の姿になっていくということです。

将来的なSEO成功の鍵は「ユーザーとの対話」です。ユーザーが「このサイトをまた見たい!」と思ってもらう仕組みが必ず必要になってきます。

では、最高のコンテンツとはどういったものでしょう。

ひとことで言えば、ユーザーにとって役立つ情報、です。
オリジナリティがある、ユニークだ、楽しい etc いろいろな評価指標がありますが、突き詰めればいかに読者の役に立つかどうか、という点に集約されます。
役立つコンテンツは、ユーザーにじっくり見られ、何度も読まれ、反応に結びつきやすいという性質を持っています。滞在時間、訪問回数、成約率といったアクセス解析の数値に、それらは如実に顕れてきます。
しかし、そのようなコンテンツはそうそう簡単につくれるものではありません。そこで出版企画書です。

なぜ、出版企画書がコンテンツづくりの道しるべとなるのか。

ホームページのコンテンツできわめて重要な3つのポイントがあります。
それは、

1.USP(強み)・・・他とのちがい、他よりすぐれたところ
2.ユーザー目線・・・ターゲットを絞り込んだ表現
3.プロフィール・・・信用を支えるバックグラウンド

です。

出版企画書の中では

1.企画主旨、類書とのちがい
2.読者ターゲット
3.著者プロフィール

に相当します。
そして、これらが編集者がチェックする最重要ポイントと符合するのです。

今、一定の読者に受け入れられるものは何か、それをどのように表現するのがベストか知り尽くしている編集者を納得させられるような内容があれば、それはまちがいなくホームページのコンテンツとしても大きな威力を発揮するはずです。

世の中に、USP(ユニーク・セリング・プロポジション)のつくり方、コンテンツの企画方法、ホームページ設計の手順等の情報はたくさん出回っていますが、それらのネックは、自分でつくったものが的を射たものかどうか、客観的・セカンドオピニオン的なフィルターで検証するという発想に乏しいという点です。出版においては編集者がこの役割を果たします。それも非常に強力に。

編集者は「なぜ今、あなたがその本を出さなければならないのか?」と鋭く問いかけてきます。 これに対する答えを考え抜くことが本=コンテンツの独自性を深め、質を高めるのです。

ここまで来たら本当の出版にチャレンジしてみませんか。

最近、クライアントに本の出版を勧める機会が増えています。
ホームページのコンテンツを見直す前、一足飛びにです。

出版経験者が口をそろえて強調する成果は次のような点です。

  • 信用度が飛躍的に増し、苦労なく集客できるようになった。
  • 「先生」と呼ばれ、「第一人者」として認知されるようになった。
  • 同業他者に圧倒的な差を付けることができた。
  • 著作が名刺代わりになり、優位にビジネスを進めることができるようになった。
  • 新聞・雑誌・ラジオ・テレビなどに取り上げられ、パブリシティ効果が生まれた。
  • 全国的に知名度が高まり、ファンが増えることにより、採用活動がスムーズになった。

出版経験者は、多くの費用を投じてもなかなか得られることのないメリットを享受していると言えます。

しかも、私は自ら出版するプロセスに携わることによって、ある注目すべきことに気づきました。 それは、出版は世間一般で思われているより結構ハードルが低い、ということです。もちろん自費出版でなく商業出版の話です。

「出版なんて夢のような話、本を書くなんて自分にできるわけがない」というのが普通の感覚でしょう。しかし、独自のノウハウを持っている人にとって、出版界の事情にある程度通じることができれば、著者候補として出版ルートにのることは、さほど難しいことではありません。“編集者”というスカウトの目に止まれば、あとはエレベーターに乗ったも同然なのです。

そして、何より私が本の出版を勧める大きな理由があります。

まず、これまでの広告やマーケティングのセオリーが近年どんどん通用しなくなってきているという現実。
SEOでの上位表示の難易度が高まり、PPC広告が高騰し、ソーシャルメディアのクチコミのネタづくりが誰でもできるものではないという状況において、コミュニケーション活動を効果的に行うことが難しい状況にあります。

次に、マーケティングスキルを習得するのにかかる時間の問題。
たとえばSEOやFacebookを使った集客等、どんどん進化するネット環境についていくのは、専門家でも大変。忙しい経営者であればなおさら、きわめて困難と言わざるをえません。

そこで、出版です。
「ブック・マーケティング」「ブック・ブランド・マーケティング」とも呼ばれています。

本に書いた良質で大量のコンテンツがあれば、落下傘的にメディアに降ろすことで、次のように問題解決に結びつけることができます。

・さまざまなメディアから集客が可能
・ブログのネタも不自由しない
・ニュースレター、小冊子もダイジェストでOK
・メルマガも小出しで継続的に配信
・Facebookのクチコミも楽々発生

何よりも、どんなビジネスでも最重要テーマである見込客の集客と良質なリストづくりができるというのが、出版の最大のメリットです。出版は専門家としてブランディングしたい経営者にとって起死回生のマーケティング手法なのです。

ここで注意したいのは、出版はそれ自体が目的なのではなく、出版したという実績を戦略的に使って自分のブランディングを図り、ビジネスを強化する手段だということです。ノウハウのコンテンツ化はよくあるビジネス強化策ですが、出版はその究極と言えるかもしれません。

すぐ本を書けとは言いませんが、ホームページのコンテンツを出版企画書にのっとって考えてみる、そのことが本当の出版に結びついていくという好循環をイメージしてみたらいかがでしょう。

出版とはストーリーそのものです。その著者でしか描けない、等身大のエピソード集と言えるかもしれません。

コンテンツ内容、ライティングスキル、予算等を考慮して、どのようなルート(手順)で出版するのが効率的かアドバイスできると思います。あなたと編集者をつないでくれる出版エージェントの活用法についても、客観的な視点からサポートします。

出版はビジネスを成功に導くプラチナチケットです。 詳しくお知りになりたい方は、無料相談にお申込みください。